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就職氷河期に看護師を勧めてくれた両親に感謝している話

こんにちは、看護師のなーさんです

看護師というと、世間的には3K、いわゆる『キケン・汚い・きつい』と思われているようです

実際に、世の看護師たちは「看護師辞めたい、看護師になって後悔している」と、SNSで発信し続けています

働いてみて、その通りだとも言えますが

僕は「看護師になってよかった」と、つくづく思っています

本当ですよ

なぜかというと、高校生のときに考えていた未来が酷すぎたから

看護師の仕事が多少キツくても『あの頃の自分にとっては最高の未来』な訳です

もともと僕は、勉強もろくにせず『人生はハタチまで生きたら後はどうでもいい』などと公言していた、どうしようもない高校生でした

しかも、時は就職氷河期のまっただ中

皆が大学への進学のため一生懸命に勉強しているのを横目に、自室でゲームに明け暮れている男子高校生、

信じられませんが『自分の将来よりゲームキャラのレベルアップの方が大事』でした

今の自分が客観的にみても『完全に 終わっとる 』状態です

本人は何も考えていないだけでしたが、そんな息子をもつ両親の心中はどうだったんでしょう?

きっと『心配で堪らなかった』でしょう

二児の父になった今思うのは「我が子はどうすれば幸せに生きれるのか?」ということ

もし息子があの頃の自分のようだったら、、、

考えるだけでもぞっとします

結果的に、両親は息子を看護師の道にみちびいて人並みに生活ができるようにしてくれました

就職氷河期は過ぎて『就職は売り手市場』と言われて久しいですが

最近の新型コロナウイルスによる世界的な不景気により『また就職氷河期がくる』という当然の憶測がなされていますし

実際に、景気の落ち込みに反応した企業には『新卒の内定取り消し』が見られていて、一部 現実となっているようです

 

そんなニュースを見ながら思うのは『仕事があることのありがたさ』

思えば『自分で仕事を取ってくる』必要があった自営業の父と、人より学歴のない母は「来月の仕事はあるか?」と、よく話していました

当然ですが、仕事がないことには収入は発生しないので食っていけません

必然的に、『仕事はあるか?』そのことが我が家にとって最大の問題だったわけです

 

実は、両親が僕を看護師にしたがっているのは薄々気づいていました

共有パソコンの検索履歴が「県内の看護学校」を調べた跡でいっぱいになっていたり、他の医療系職業と看護師の比較記事が残っていたりしたからです

だから、高三の冬に「とりあえず、この看護学校を受けろ」と学校のパンフレットを渡されたときにはありがたく従いました

学費だって大変です(奨学金を受ける準備も資格もなかったので)

でもなんとか出してくれる

行かせてくれるなら看護師になるまでは頑張るしかない、と自分の中で何かが変わったのを覚えています

  

看護師はいまだに需要に供給が追いついておらず、看護師不足が深刻です

さらに日本は、2025問題と言われる『超高齢社会』の到来を控えているため需要に供給が追いつくことはまずないでしょう

そうなると、当然ながら看護職一人ひとりの負担もふえるでしょう、年はとりますが今よりも忙しく働かないといけません

でも、経済が不安定でも働くことができるのは幸せなことです

家族をもって、マイホームのローンを払いつつも『 働けば暮らしていける 』状態であること

ゲーム廃人だった自分を導いてくれた両親に感謝

という投稿でした

 

そして、僕たち看護師は数が足りません、自分たちのためにも看護師は増えて欲しいと思っています

もちろん、『労働環境や教育システムの改善』など、現場でやるべきことは沢山ありますが

僕自身が個人でできることとしてはブログでの情報発信です

と言うわけで、今後このブログでは『看護師になろうと思う人』や、かつての僕の両親のように『子どもを看護師に、と考えている方』への情報を発信していきます

なーさん
なーさん

今後もよろしくお願いします

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