
看護師として働き始めてから寝つきが悪い。
夜勤って体に悪いよね。。。
私たち看護師は「患者のため」に昼夜を問わずベッドサイドを駆けずり回っています!
世間の皆様が あったかいお布団に入ってスヤスヤと休息をとっているところ
- ナースコール
- 排泄介助(おむつ交換)
- 夜に回された記録
- 明朝のオペ出し準備 etc(字面だけで🤮)
こんな、書き出せばキリがない業務に追われ、さらには転倒転落、不意に起きるハプニング(インシデントとも言う)によって真夜中の心拍数乱高下を経験しています。
こんな生活、体に良いわけがない!
いや悪いに決まってる!
気づくのにそう時間はかからないでしょう。でも、生活のために続けざるを得ないのが現実です。

と言うことで、申し遅れましたがこのブログを書いている”看護師のなーさん”です。
いつもは真っ先に自己紹介する社会人の鏡のような男性看護師なんですが、不眠のために乱れてしましました。
交代勤務が看護師の健康に与える影響と対策について、いち看護師として気になったので調べてみました。
夜勤、交代勤務による健康障害
「看護師といえば交代勤務、交代勤務といえば看護師」ってぐらい看護師=夜勤なイメージが世間的にもある職業です。
看護師がフルタイムで働き続けるためには、夜勤と「末長くよろしく」する必要があります。
生活リズムがシフトによって管理されているので、プライベートや精神状態にも影響大です。
ネットで調べて出てくる「交代勤務による健康障害」は
- 乳がんと前立腺がんのリスク
- メタボリック症候群のリスク
- 睡眠障害のリスク
- メンタルヘルスの問題 などなど
実体験としては「肌荒れ」「アトピー悪化」など、身近な同僚も苦しんでいますね。「仕事を抑えなさい」と担当医に言われて困っている人も定期的に見かけます。
不眠症に悩む看護師たち(SNSの叫び)
Twitterを使って不眠を抱える看護師の 叫び つぶやきを調査しました。
不眠対策は薬だけじゃない
看護師として患者さんたちへ手渡すことが多い、私たちにも身近な睡眠薬ですが、専門医に処方してもらっても「日中の眠気」などが心配で「交代勤務で服用する難しさ」もあります。
『薬以外で睡眠の問題を解決できないか』これは、私自身つねに考えてきたことです。
いろいろ試しているのでご紹介します。
眠前のお酒・タバコは控える
労働者健康安全機構では「労働衛生対策の基本」として飲酒に頼った睡眠導入について注意喚起をしています。
同機構によれば、アルコールは緊張緩和による入眠の効果はあるものの、睡眠が浅くなり「覚醒のしやすさ、睡眠の質悪化」を招きます。
タバコも同様に、ニコチンによる交感神経の興奮が睡眠の質を悪化させるため、眠る前はニコチンゼロに置き換えるなどの対策が考えられます。
サプリで「睡眠の質」を改善する
睡眠サプリの2大成分「L-テアニン」と「GABA」が含まれたサプリメントは、近年 機能性表示食品(安全性の確保を前提とし、科学的根拠に基づいた機能性が、事業者の責任において表示されるもの)として販売されています。
以前、病棟でL-テアニンサプリのモニターがあったときには「よく眠れてると感じる」の解答が多く好評でした。
アロマセラピーでリラックス
看護師にも人気のアロマセラピーは睡眠前のリラックス空間を演出します。寝る前にはラベンダーやゼラニウムといった香が特に人気、個人的に気に入っているのは無印良品の「おやすみブレンド」です。1本1500〜4000円ぐらいとお高いですが、発売当初は「秒で寝落ちする」とSNSで話題になり品切れが続いていました。
やさしい香りと「贅沢をしている満足感」が気持ちを安定させてくれます。
リカバリーウェア・パジャマなど環境の見直し
最近はリカバリーウェアなる「着るだけで疲労回復」が期待できる肌着やパジャマが流行しています。
イオンのセリアント、TENTIALのBAKUNEなど、複数種類ありますが、主な原理は同じで「繊維に練り込まれた鉱物から出る遠赤外線効果で筋肉の緊張やコリをほぐす」といったものです。職場では緊張しっぱなしで肩こりに悩まされることが多く、どちらも愛用しています(スリープウェアとしてはBAKUNEの方がおすすめです)。
仕事を選ぶ。「気になって眠れない」は異常なサイン。
長期的には「夜勤がない仕事(職場)を選ぶ」のも選択肢のひとつ。
私の周りにも健康障害から交代勤務のないクリニックや訪問看護へ転職していった人がいます。しばらくして会った彼女は「夜勤がない体は別物」と言っていました。
人生の大半を夜勤ありで過ごすことになる自分は「羨ましい」と思うほかなかったのを覚えています。
また、交代勤務とは関係がないのですが「嫌なこと・不安」があると睡眠障害につながるのは同じことです。今の職場が「嫌なこと・不安だらけ」なら自分のために別を探すのも長い人生を考えれば正解だと思います。