ファーストレベルの初日は自己紹介ってマジ?
マジです。
ファースト初日にやること、それは自己紹介と役員決め。この日の結果はファーストを左右することになるので事前に準備しておきましょう。
自己紹介で伝えるべき項目
項目は以下のようになります。自分に当てはめて事前に台本を作っておきましょう。
- 所属施設
- 氏名
- 現在の所属部署(経歴に伝えたい事があればそれも)
- 現在取り組んでいる事
- ファースト受講の理由・目的
- (時間が余れば)趣味や興味のある事
僕のところでは受講生が60名、女性と男性の比率は8:2程度。
所属カテゴリーは急性期、慢性期、訪問看護や老健施設などから
- 管理職を目指す人
- すでに管理職の人
- 言われてきた人
がファーストを受けにきていました。
受講目的には
「管理職として組織マネジメントを学びたい」
「新人指導がうまくいかず対策を考えたい」
「入退院支援システムの構築にむけて学習したい」
などがありました。
最後に時間があれば「趣味は〇〇です。ご興味のある方は私にお声掛けください」と自己紹介を締めくくります。
この自己紹介、僕は失敗。。。
“1分は短いからと”思っていたのですが、持病の緊張性早口症候群が発症し、時間を大きくあまらせてしまいました。
一通りおえたあと残りの時間を確認しびっくり、半分近く残ってしまいました。
苦し紛れにサッカー(中学校以降やってない)
と言ってしまったために、あとでスポーツが趣味の方々から話しかけられ「いや、そんなにやってないから分からないですぅ」を連発すことになってしまいました。
教員の反応から分かった大事なこと
ファースト担当の先生方は、受講生の自己紹介を座ってじっと見ていました。
僕は先生方が見える位置(と言うか真横)にいたので、他人の自己紹介中は先生の反応も見ていました。
先生方が大きく頷いたり、手元の名簿に書き込みをするのは、受講生が自分の受講目的を述べた時です。それも明確になっていれば大きく頷いていました。
「受け持ちが多い看護師」は要所を押さえて行動します。
同じように、60名以上の受講生を一度に管理する先生方は、各受講生のポイントを押さえる必要があります。
その人の目的が具体的であれば、看護管理実践計画書の作成という到達目標に一歩近くなるので
自己紹介を聞きながらそのポイントを探しているようでした。
なので、ポイントを強調した自己紹介は聞きやすく、頷きも大きくなります。
失敗して席に戻りその当たり前のことに気付いた僕は「もっと後の方だったら良かったのに・・・」と、自分の早口症候群は棚にあげてご先祖様に恨み節でした。
メラビアンの法則とは?
「コミュニケーションで相手に与える印象には、話の内容(言語情報)よりも表情(視覚情報)や口調(聴覚情報)の方が強く影響する。その割合は、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%である」
メラビアンの法則
これはメラビアンの法則という、コミュニケーションの原則です。
この法則によると、与える印象の90%以上は話し方にあり、いくら台本を練っても話し方がすべてです。
内容ばかりに気を取られず、ゆっくりと丁寧に、相手へ良く聞こえるように話す事が大切です。
プレゼン能力は評価の対象です
「プレゼン能力の向上」は、ファースト受講生にとって大きな課題。理由は、ファーストの最後には看護管理実践計画書の発表が控えているからです。
計画書の質はもちろんですが、発表態度なども評価されるため、どのようにすれば相手が聞きやすいか?を工夫する必要があります。
何かと発表・発言する機会が多いファースト教習。考え方によっては絶好の練習場所ですね。
『仲間』を見つけよう!
ファーストの真の価値は仲間作りにある。とも言われています。
まず、これから最低でも108時間を共にする受講生全員が仲間である事は間違いありません。
しかし、その中でも“自分と同じ領域で働いている人”や“同じ問題を抱えている人”はとても有意義な仲間と言えます。
それは、似た状況の人とはレポートの相談や文献の情報共有、グチのこぼし合いが盛り上がるからです。
せっかくの外部研修。
他の受講者の自己紹介を聞きながら、仲間を探して声をかけてみてはいかがでしょうか?
応援よろしくお願いします。
応援いただけると、脳内でセロトニンが分泌され、幸せを感じることが出来そうです。