
ファーストレベル、そろそろ私も行った方が良いのかな?
でも、行ってどうなるの?
と疑問に思っている方は多いと思います
分かります、僕もそうでした
先輩たちに聞いてみても

とにかく行った方がいいよ!

もちろん、ためになるよ!
とは教えてくれましたが「なんでそう思うのか?」はハッキリしませんでした

もっと具体的に知りたいけど、先輩にはこれ以上聞きづらい、、、
僕は不安を抱えたまま受講・修了することに・・・
そして、終わってみて『具体的にわかった受講のメリット』があります
あくまで僕に起きた変化なので、個人差はあると思いますが
【ファーストレベルという教育課程を活用して得られるメリット】であることは確かです
今回は『ファーストレベルに行って良かったと思う5つのこと』を投稿します
やりたい事の理由づけができた

ファーストを受講してまず感じたのは、やりたい事とその理由を論理的に述べる事ができるようになったということです。
これは、僕の場合『募集課題のテーマ』だったということもありますが、ファーストレベルを志望するにあたっては必ず明確にしておくべきことです。

そうでないと看護管理計画書は書けませんからね。
これまで、漠然と「やったがいいかも?」と思っていたことが、「〇〇な理由があって、私が今後取り組むべきこと」へ明確になり意思が固まりました。
人に伝えるための文章を書くのが楽になった

レポート評価基準にもあるように、レポートは内容が読んだ人に伝わることが重要です。
本人がどんなに良い事を書いたつもりでも、読み手に伝わらなければ価値がありません。
相手に伝える!と、レポートを書くたびに意識し続けた結果、以前よりも文章の書き方が柔らかく分かりやすい方へ変化したと思います。

職場に残っている昔の自分が書いた文章を添削したくなります。。。
成長したと実感します
僕は受講中に先生へ「先生はレポートの何を評価しているか?」と聞いた事があります。先生の答えは「読みやすく、読んだ人を引きつけるレポートか?が大事」とのことでした。
理由は?と聞くと一言
「人を引きつける文章力は看護管理者にとって最も重要だから」でした。
管理者は組織をマネジメントします、そのためには文章で相手をその気にさせる技術が必要という訳です。
そして、人を引きつける文章の条件については(あくまでその先生は)
- 論理的な構成である=伝わりやすい
- 職業倫理に基づいている=情熱や感情へ訴えかける
との事でした。
物事を伝えることの多い管理者にとって文章力とは【読み手を自分の味方につけるための武器】だと言えます。
周辺施設との繋がり、リアルな現状を知れた
へぇ〜、そうなんだ

ファーストレベルにはその地域の病院や施設からの参加者がたくさん来ています。
普段は紹介状や看護添書のやり取りぐらいで、お互いの施設のことはよく知らなかったのですが
彼ら、彼女らと話したことで「どこも共通の悩みを抱えているんだ」と分かりました。
例えばこれらは鉄板
- 新人教育がうまくいかない
- うまく有給が取れない
- 給与が上がらない
などなど、見事に同じような悩みでした。
外から見ると羨ましくなるような病院でも職員アンケートの満足度は低かったりと、周辺施設の意外な事実も知りました。
離れても仲間

『管理者は孤独』とはよく聞く言葉です。
僕の病棟でも、夜遅くまで師長室で1人作業する師長さんの姿には孤独な印象を受けます。
しかし、これから共に管理者を目指すファーストレベル受講生同士はLINEなどの連絡網で繋がっていて
修了後の現在も何かあるとグループラインに相談が投稿されたりしています。
これは1日だけの院外研修ではあり得ないことです。

男臭い表現では『同じ釜の飯…』と言うんでしょうか、同世代の仲間がたくさん増えたので満足しています。
行動ベースで物事を考えるようになった

これは言い換えると「問題(事象)と課題(とるべき行動)が直結するようになった」と言うことです。
ファーストレベル中は常に問題と課題について問われます。
なので、何かしら問題を発見した時すぐに「課題(とるべき行動)は何か?」と考える習慣が身につきます。
日頃の業務中に問題に遭遇した時、グチってばかりいませんか?
せっかく問題に気づいたのにグチで止まるとなんの解決にもなりません
課題を考えることで実は簡単に解決できるかも知れません。
とるべき行動を考える習慣は看護師にとって凄く大切です。

以前から病院で使っているテープに不満があったんですが、少しの行動で違う商品に変える事ができました。
長年の問題を解決するための課題は意外と簡単なものかも知れません。
ディスカッションや発表に慣れた

ファーストレベルは授業を聞くだけじゃありません、それはもう頻回な『ディスカッション』と『発表』が待ち構えています。
卒業への評価には直接関係ありませんが、先生たちもグループワークを見回っていて『良い話し合いが出来ていたグループ』や『良い発表』は褒められます。
僕はディスカッションや発表が大の苦手で、今も完全に克服したとは言えません。。。
今も職場の委員会では緊張していますが、ファーストレベルで60名以上の前で発表や司会をした事を思い出せば少しは気が軽くなります。
同じように「人前での発表」を苦手にしている人は多いと思いますが【院外研修の恥はかき捨て】です。開き直って練習の機会にするのをオススメします。
まとめ
以上、僕がファーストレベル修了後に感じた受講のメリットです。
今回振り返ってみて、思考や行動、人との繋がりにまで受講の影響が大きかった事が分かりました。
受講期間中は仕事との両立で大変でしたが、終わってみると自分にとってかけがえの無い経験だったと認識できます。なのでこのブログでは今後もファースト受講を迷っている方々の後押しになればと、投稿を続けていきます。
今回のメリット5つは個人的な感想なので「いやいや、もっとあるよ!」って方もいらっしゃると思います。
ぜひコメントをお待ちしています。

