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ファーストレベルのレポート実例【ヘルスケアシステム】で実際に提出したものを公開

ファーストレベル レポート 例 ヘルスケアシステム 実際のレポートを公開

こんにちは、看護師のなーさんです。

この投稿では、ファーストレベル【ヘルスケアシステムⅠ】で実際に提出したレポート(A判定)を公開します

ニャンと!

マジです。

  1. 実際に提出したレポート
  2. レポートの構造について

を公開してみます

なんだ、こんなのでいいのね

悩んで損したよ

という人もいれば少しは役に立つかなぁ。と思うので公開してみます

ヘルスケアのレポートですが、構造自体はどの科目でも応用可能です。

ぜひご覧ください。

ちなみに、ファーストは
 「理論の勉強」
 「文章の練習」で対策できます。

このうち、「理論」は講義に出れば自然と頭に入りますが、「文章の書き方」は自分で学ぶしかありません。

ファーストに行くなら、レポート対策の本を数冊読んでおくべきです

私はAmazonの電子書籍で無料で読める「文章ベタな人のための論文・レポートの授業」という本がすごく役に立ちました。

他にも、無料で読めるレポート・文章対策の本はこちらの記事で特集しています。レポート作成を始める前に一読しておくことをオススメします。

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レポートテーマは「ヘルスケアシステムでの自部署の問題と課題」

医療の歯車を滑らかに回すには?

レポートテーマはよくあるもので
「ヘルスケアシステム実現へむけた自部署の問題と課題を述べなさい」でした。

看護管理計画の始まりは「現状分析・問題の抽出」なので、レポートのお題でも頻出ですね。

ちなみに、僕は集中治療室に勤務していたので「ヘルスケアシステムのためにICUができること」を書くことにしました。これを、一部抽象化した状態で公開します(具体的な数値はだせないので)。
レポートの評価はA判定だったので、そう的外れではないと思います。

しかし、書き方はいろいろ。なので一例としてご覧ください。

「ヘルスケアシステムⅠ」で実際に提出したレポート

mug watch and planner book on brown wooden surface
Photo by Content Pixie on Pexels.com

以下の文章で提出しました。
文字数は1700文字制限中1600ぐらい、改行などは省略し、数字は伏せました。
引用元の著者名はもともと公表されているので、そのままにしています。

 高齢化に伴い公的医療保険や介護保険の利用が増加し、社会保障費の高騰が懸念されている。全国民が継続的に適切な医療・介護を受けるためには、地域包括ケアシステムを整備し、効率的かつ質の高い医療体制の構築が必要である。

 ○県地域医療構想(参考1)では、○市において2025年に必要な病床数が明記されている。これを○年の病床数と比較すると、高度急性期は「3桁」床増え、急性期は「4桁」床減る方向性であると分かる。石田(このお方)は、病院や病床の機能分化について「急性期医療は、さらに手厚い治療・看護を重点的に提供することによって、早期退院を目指すものとなるであろう。」(引用1)と述べている。早期退院を実現するには、急性期から疾患や治療による心身の機能低下を予防し、次の医療領域へ円滑に繋げる必要がある。早期退院に向け、高度急性期で看護師が行うべき支援について述べる。

まず、患者に対して行う退院支援は早期リハビリテーションである。従来、集中治療下の人工呼吸器管理では、身体への負担を軽減するために深鎮静が用いられてきた。しかし、近年では浅い鎮静で入院後早期から行うリハビリテーションが、集中治療後の身体機能と認知機能低下を予防し、在院日数の短縮にも繋がることが報告されている(参考2)。そのため現在早期リハビリテーションに取り組む施設は多い。私が所属する集中治療室も同じく、まずはリハビリテーションの障壁となる疼痛と過度な鎮静管理を見直している。それにより、患者が浅い鎮静状態で過ごすことが増え、看護が必要な場面が増えてきた。鎮静下と比べ覚醒時には、患者はドレーンやチューブへの不快を感じ、思考することにより不安を生じる。看護師には以前よりも頻回な観察と対応が求められるようになった。そして、重症患者のリハビリテーションでは、医師や理学療法士など多職種が連携する必要があり、医療者間の調整役としての機会も増えている。また、リハビリ実施には医療機材レイアウトの変更や、モニタリングなどが必要。何より、患者を労いリハビリテーションへの意欲を引き出すのは看護師の大きな役割である。このように、早期退院と退院時ADL保持に有望な早期リハビリテーションは、多方面での看護活動によって可能となるものである。

次に、家族への退院支援について。退院支援着手の遅れは、後方の病棟や入退院調整部署の負担となるばかりか、家族の意思決定や自宅で患者を迎えるための準備時間が不足する。そのため、その後短期間で病院から追い出されたといった感情を抱かせるおそれがある。私の部署では入院○日目のみを評価日としているが、そこに基準はなく、以降の状態変化による再評価は実施していない。つまり、本来支援に着手すべき患者を見逃しているおそれがある。川野らは、フローチャートの活用がスクリーニングや再評価率向上へ有効と報告している(参考3)。今後当施設でも、スクリーニング方法や再評価基準を定め、退院支援が必要な患者に漏れなく着手出来るシステムを構築する必要がある。

このように、高度急性期看護は退院時の患者や家族の状態へ影響を与えている。しかし、実際には一般病床を経て退院や転院となるため、高度急性期の看護師が直接的な退院支援に関わることはない。そのため、退院支援の知識に乏しく、家族への情報収集や情報提供も苦手としている看護師も多い(参考4)。また、早期リハビリテーションについても、治療上安静を優先してきた体制からの脱却には、その目的を含めた看護師の再教育が必要だ。十田らは、集中治療室の看護師が後方の地域施設を見学した前後調査から「ICUでの看護がシームレスケアの一環である事を認識することに繋がり、自身が行った看護を振り返る機会になったと考える。」(引用2)と述べている。このように、所属する領域外の知識が前述してきた看護の動機となる。高度急性期病床の看護師は、自身が退院支援のスターターであると自覚し、入院初期から長期的な視点で患者や家族と関わる必要がある。

引用・参考文献はこちら

キャリナースにある文献はリンクをつけています。看護協会会員ならすぐに見れます。

引用文献

1)井部俊子:ヘルスケアシステム論,看護管理学習テキスト 第3版,株式会社日本看護協会出版会,p103,2019.

2)十田慎吾,野間しほこ,中野圭菜:地域施設見学研修がICU看護師にもたらした影響,第49回(平成30年度)日本看護学会論文集 急性期看護,p162-165,2019.

参考文献

1)〇〇地域医療構想(これはどの都道府県でも調べれば出てきます)

2)日本集中治療医学会早期リハビリテーション検討委員会:2017,集中治療における早期リハビリテーション~根拠に基づくエキスパートコンセンサス~,2019.6.12,https://www.jsicm.org/pdf/soki_riha_1707.pdf,最終閲覧○年○月○日

3)川野万理江,関口美貴,若生優子:ICUにおける退院支援フローチャートの有用性の検討,第48回(平成29年度)日本看護学会論文集 看護管理,p106-108.

4)大串渉,岡部朋子,高澤智桂子:クリティカルケア看護師は「退院支援」を行えているのか-特定機能病院での実施状況と意識と関連要因-,第44回(平成25年度)日本看護学会論文集 成人看護Ⅰ,p141-144,2014.

このレポートの『骨組み』と『文字数』について

このレポートの骨組みは以下のようになっています

  1. 導入 正しい数値・言葉で前提を語る
  2. 背景・現状・課題
  3. 課題①:早期リハビリテーション
  4. 課題②:退院支援着手もれ、対策
  5. 課題③:超急性期看護師が退院支援へのモチベーションを上げるには?
  6. まとめ

施設によって文字数が違うと思いますが、文字数は課題の数などで調節しました

僕の場合は授業中にマインドマップで情報をまとめて、家に帰って文章表現の本を見ながらレポートを作成しました。

それぞれ具体的に記事にしています。

ひとつのやり方として見ていただければと思います。

また、急性期以外でも現代の医療が目指す「病院⇆地域」構造のなかで出来ることを書けばよいと思います。もちろん、何かを主張するときは根拠・後ろ盾となるような論文や書籍を引用します。文献はキャリナースでサクッと見つけましょう。

具体度の調整には注意が必要です。

評価者は実際の現場(あなたの職場)を知りません。細く伝えようとして失敗すると「分かりにくさ」だけが残り、良くない結果になります。文字数が使えるならしっかり伝える、文字数が足りないならバッサリ切るほうがローリスクです

今回のレポートで言えば、講師が知らないであろう「ICUの早期リハビリテーション」の所はICUの事が細かく伝わるように文字数を使いました。その他は講師が得意とする分野(退院支援システムと看護師教育)なので、言葉は少なめでも意図は伝わります。

少ない文字数が指示されている場合は、割り切って内容を絞ることをお勧めします。

キーワードを見つけるのも大事

その科目に頻出する言葉(キーワード)も重要。

なぜなら、キーワードを正しく使えば、評価者に対して科目の理解度を示すことができるからです。当然、その言葉を使う前には意味を調べる必要があるので、そこで勉強にもなるのですが、講義内容で出た単語や講師の発言などから使える言葉を探しました。

今回は評価者の授業で頻出していた「地域包括ケアシステム」「社会保障費」「医療の効率化」「地域医療構想」「早期退院」「シームレスな医療を実現」「患者・家族の感情」などをレポートにも落とし込んでいます。

キーワードを実際の統計・指針・原著論文などで肉付けして文章化すればウケがいいです。

まとめ ファーストレベルは基本の文章を学ぶところ

ファーストレベルは文章を学ぶところ

実はこのレポートは、Kindle(Amazonの電子書籍)で参考書を見ながらカタチにしたものです。

僕自身、ファーストレベルに行く前は

「レポート書けるかなぁ💧」

と悩んでいましたが、ふと見渡せば 世の中には『文章・レポートの書き方』に関する本があふれていることに気付きました。

ファースト期間中、それらを参考にしてレポートを書いた結果 全科目がA判定だったのでまず、書き方を知ることが最重要』と実感しました。

もちろん、各教科の知識や論文を読むことも大事です。しかし、それだけではレポートで自分の文章にはできません。

それに、そもそも 管理職は文章を使って人を動かす立場の人間。意味の分からない文章は現場を管理するどころか混乱させます。ファーストレベルは、セカンド・サードレベルの前に基本の文章を学ぶための場所だと言えます。

「Amazon電子書籍で無料で読める参考書」はこちらの記事でまとめています。お手持ちのスマホ・タブレット・パソコンで今すぐに読み始められるので、レポートに悩んでいる方はお試しください。

僕はお風呂に入りながらスマホで

読んでいました

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