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ファーストレベルのレポートは評価基準にそって推敲しよう!

ファーストレベルでは合計7つのレポートを作成しました。

忙しい仕事の合間をぬって完成させたレポートにはその人の情熱が詰まっています。

しかし、いくら情熱的な文章であっても「良いレポートの条件」を満たしていないと、辛い判定を受けてしまいます。

 

僕が受講中のこと、レポートが返却されたときに先生に詰め寄った受講生がいました。

先生!評価の理由を教えてください!(一生懸命頑張ったのに

先生は冷たく言います。

◯◯さん、レポート評価基準は見ましたか?

 

そうです、ファーストレベルのレポートには評価基準があります。

情熱は評価基準に沿って表現すべきでした。

評価基準は『募集要項』や『受講のレジメ』に記載されているのですが、知らない人もいてその場はザワザワ・・・

そんなことにならないように

今回は『レポートの評価基準』と『見直しの方法』について投稿します。

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ファーストレベルのレポート評価基準とは

評価基準はファーストに関わらず「良いレポート」の条件

まず、募集要項やレジメを参照しましょう。

以下のような文言が並んでいると思います。

各施設の募集要項から抜粋した評価基準のいち例です。

課題の理解】

  • 内容がテーマに一致しているか

思考・分析力

  • 具体的事実や経験に基づき、自分の意見が述べられているか
  • 背景や要因を用いた現状分析が記載されているか
  • 結論が論理的に導き出されている
  • 看護管理への学習動機が明確であるか

【論述能力

  • 論旨が明瞭で一貫しているか
  • 看護管理上の課題が客観的に述べられているか
  • 他者が理解しやすい内容構成であるか
  • 用語の概念や理解が適切か
  • 誤字脱字がないか

 

これら評価基準は看護に関わらず『良いレポートの条件』です。

なので、元々良いレポートを書ける人なら気にすることなく必然的に良い評価となります。

しかし

今までレポートを書いたことがない。

どう書けばいいの?

といった方も多いと思います。僕も何年も文章らしいものは書いていなくて不安でした。

なので、その施設での評価基準に沿ったレポートを作ることが精一杯。

でもそれで十分でした。

結果的に全てのレポートがA判定で返ってきたので、ことレポートに関しては

「評価基準さえ意識すれば大丈夫」

なことが分かりました。

必ず見直しが必要

これだけの条件を備えたレポートを一発で書けますか?

僕は無理、初めに書き終えた文章と最終的に提出したものは全く違いました。

でもそれが大切なことです。

見直すことで必ず改善すべきところが見つかります。

次はレポートの見直し【推敲】についてです。

評価基準にそってレポートを見直す【推敲】

推敲(すいこう)とは?

推敲(すいこう)とは、文章を何度も練り直すこと。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%A8%E6%95%B2

一度書き終えた文章を、その意味がより良く読者に伝わるように構成や表現を見直すことです。

どんなに文章能力が高い人でも初稿の時点では完成しません。むしろ文豪ほど細部にこだわり、推敲を重ねるものです。

推敲にかける時間について「文章下手な人のための論文・レポートの授業 古郡廷治」にはこのように書かれています。

文章は90%を仕上げるのに総時間の10%を要し、最後の10%を仕上げるのに総時間の90%を要すものです。ところが、私たちの多くは、しばしば90%を仕上げた段階で文章を読者に渡してしまいます。

文章には「完成」という言葉はありません。あるのは、そこで書くのを切り上げたということです。いってしまえば、締め切りや提出期限によって、文章は無理やり完成を求められます。

文章下手な人のための論文・レポートの授業 古郡廷治
(Kindle unlimitedで読み放題対象でした。買ったのに・・)

つまり、提出するまで推敲せよ!ってことですね。

でも本当に大事です。

初稿でレポートを書いている時はその時の情熱と勢い任せで、内容に論理性を欠くことが多くあります。

情熱が見える文章は感情に訴えかけて良いものですが、それだけでは高評価になりません。

推敲によって、論理性を付け加える文章構成にしたり、より伝わりやすい工夫が必要となります。

レポートの書き方に悩むなら、「文章の書き方」系の本をおすすめします。文章作成において重要な『型』の身につけ方など、知っていればファーストも楽になるはずです。

推敲の方法

推敲が大事ってわかったけど

どうやったら良いの?

推敲には大きく分けて2つの方法があります

  • 自分で推敲する
  • 自分以外の誰かに見てもらう

自分で推敲する

自分で推敲する場合はちょっとしたコツが必要です。

それは『書き終えてから時間を空けること』

皆さん経験があると思いますが、書いている時はその世界に浸ってしまい盲点が発生します。

そうなると、書き終わり熱が冷めないうちに見直しても欠点に気付くことが出来ません。

客観的に見直すためには「文章を寝かせておいて時間をあける」必要があります。

なーさん
なーさん

毎日取り組むよりも、一気に作って寝かせて見直す方が効率的。

勤務表を眺めながら推敲にかけるタイミングを考えました。

例:5連勤の前に書き終えて、連勤が終わってから推敲する

人に見てもらう

これが「客観的にレポートをみる」最高の方法です。

特に評価基準の「分かりやすい記述」かどうかはこれで対策できます。

僕たち現場の人間は、自部署の問題点に詳し過ぎるため詳しくゴタゴタ書き過ぎて読み手を混乱させることがあります。また逆に説明不足で「?」と疑問を生じることもあります。

特に、レポート評価者は臨床から離れた方々が多いです。

問題の描写は誰が見ても分かる表現でないといけません。

誰かに見てもらうことで、そのどちらにも気付くことが出来ます。

なーさん
なーさん

ファースト受講生同士で見せあったり、家族に読んでもらったりと、恥を忍んで人に見てもらうと必ず気付きがあります。

まとめ

  • ファーストレベルのレポートには評価基準が存在する
  • レポートを一回で書き終えるのは無謀、時間に余裕を持ってやる
  • 推敲の方法は客観性がカギ

本文中にも書いていますが、ファーストへ行く前に準備できることは「レポートの書き方」を書籍で学ぶことです。

レポートにはある程度決まった『作り方』が存在しているので、やみくもに悩むよりも先に目を通しておくとスムーズに進みます。

無料で読むことが出来る文章系の本はこちらをご参照ください。

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