こんにちは、なーさんです(Twitter)
今日は『知ってると強いレポートの型』を紹介します
全国のファーストレベル教育機関の実施要領や体験談をみていますが、レポートのお題でもっとも多いのは
『あなたの部署の問題と課題を述べよ』といったものです。
僕の場合も 応募課題を含めて4つが同じようなお題でした
と、ここで疑問がわきますね
- なぜ、どの施設も同じお題を出しているのか?
- どのような構成で書いたらいいのか?
この記事ではこれらの疑問にお答えします 💪
レポートに悩んでいる方はこちらの参考書がおすすめです。
2つの疑問の答え
なぜ『問題・課題』のレポートが多いのか?
それは、看護管理者の仕事が自施設の問題を解決していくことだからです。
そのために学ぶ『看護管理実践計画書』では、問題と課題を論理的に結びつける必要があり、ファーストレベルでは各教科のレポートでその練習をさせている訳です。
どのような構成で書いたらいいのか?
順番はこうなります
- 自部署の問題は○○であり、課題は△△である(先に大筋を提示する)
- その理由が伝わるように現状分析(理想と現実の照らし合わせ)
- 問題を掘り下げて対策・課題につなげる
- 『まとめ』で理解を促す(以上、自部署の問題は○○、課題△△はある)
僕はこの『レポートの型』を持っていたので
発表されたお題が『問題・課題パターン』だったら「よし もらった!」とよろこんでいました
でも、同じようなレポートになっていいの?
あくまで骨組みなので、中身はその科目に沿ったものに変える必要があります
流れを「ちょっと」詳しく解説します
まず「問題」を明確にする
問題の抽出は、「理想」と「現状」のギャップを探すことから始まります。
例えば、新人教育の理想は指導者がステップアップ表にして目標を立てていますよね?
その理想(目標)と、ここ数年間の現状にギャップはありませんか?
ギャップ=問題で、問題は解決する必要があります。
ギャップの程度が読者(評価者)に伝わるよう、可能なら数値化し、具体的に述べます。
関連記事:客観的で具体的な書き方の考え方はこちらの記事内で説明しています
次に、その原因を探る
原因にも評価者が納得するような客観的な根拠が必要です。
「自分が見ててここがダメだから!」では主観であり信憑性に欠けまくり。
自部署の現状なので難しいですが、できれば『テキスト化された管理職・指導者の意見や評価』を参照すると良いでしょう
原因の本質を追求するにはロジックツリーの「Whyツリー」を書くのがお勧めです
そして、対策を調べる
原因に対して効果的だった対策の文献を調べます。
検索ワードは「新人教育」などに絞らず、教育論全般から使える物を探しましょう!見逃しが防げます。
文献を引用すると
「○◯は△△を調査した結果、【原因】に対し【対策】が有効であったと述べている。」
と、対策に根拠がつくことになり、あなたがその対策を選んだ説得力がでます。
「課題」とは問題を解決するためにとる行動
多くの問題は複合的な原因があり、対策・課題も1つではありません。
原因をいくつか上げて、多角的に対策を立てるとレポートの厚みが増します。
ここまで、「問題」「原因」「課題」と順を追って書きましたが、これらはレポートの冒頭で述べたり、サブテーマとして記載しておくことをオススメします。
よく「初めに要件を言ってください」て言いますよね?
結論を先に述べて、後はそこに至った考えや根拠を補足するカタチです
レポートは評価者が読みやすかったか?が何より大事で50名以上のレポートを読む評価者の気持ちになると、分かりにくいレポートは御法度。
先に書かれていると頭の準備ができて読みやすさがグンと増します。
良い読後感を演出!最後に「まとめ」を忘れずに。
まとめはレポートで伝えたかったことを完結的に記載し、読者が頭を整理するお手伝いをします。
途中で伝わり難かったところもここで一発逆転できる可能性があり、かなり重要です。
僕は「以上、人材育成における自部署の問題は◯◯である。今後、問題解決のために△△する必要がある。」などを多用しました。
記事がお役に立てると嬉しいです。
今回はファーストレポートのお題として多い『問題と課題を述べよ型』のレポートの骨組みを紹介しました
ファーストレベルを通して書くレポートは全部で6つ、レポートの書き方を学び、骨組み・型を見つけると、ファーストレベルは一気に楽になります。
僕がファーストレベルの期間中に参考にした「レポートの参考書」はこちらの記事↓で紹介しています。スマホで今すぐ、無料で読めます。急いで対策したい方にもおすすめです。