なんか、仕事内容よりも人間関係に疲れたわ
今回は、そんなあなたにピッタリな内容です。
- あなたを嫌う人
- 性格が合わない人
- 考え方が相入れない人
- 常に嫌ごとを言ってくる人
これらは誰の周りにもいる人たちです。これから先もいなくなる事はまずありません。
ここで『原始仏教』で、ブッダが説いた考え方「反応しない」が役に立ちます。
参考図書:草薙龍瞬 著 「反応しない練習」
嫌な気持ちはどこからくるか?
職場で経験する不快な気持ち。
と、まぁ挙げればキリがないんですが
それぞれ別の出来ごとのように思えるでしょう。
しかし、原始仏教的に言えば、これらで嫌な気持ちになる原因はたった1つ、『心の反応』です。
それは、どういうことでしょう?
✔︎『気持ち』は刺激への『反応』でできている
実は、この気持ちはすべて『外部刺激への反応の結果』です。
先にあげた『4つの出来ごと』はあくまでも『出来ごと』として完結しています。問題は、それに続いて心が反応してしまうこと。
その結果
- もう嫌だ!
- 自分は仕事が出来ない…。
- あの人は私のことが嫌いなんだ。
という『嫌な気持ち』を発生させてしまいます。
このように、環境が気持ちを作る訳ではなく、気持ちを発生させるのは”常に自分”です。
この『ムダな反応』を押さえることが出来れば『いちいち動揺せず、落ち込まない心』で日々を過ごすことができるようになります。
この、反応しない穏やかな心のことを仏教的に『静寂』と言います。
反応しない練習
では、「反応しない」ためにはどうすればいいんでしょう?
具体的な方法を確認していきます。
✅ 方法:反応よりも「理解する」
嫌な気持ちにつながる事が起きた時、大事なのはその原因を冷静に考えることです。
これを理解してみると
反応して”それ”と闘うと、過去に影響された「不快」がまっています。
冷静に理由を見つめるだけで「これから」を考えることが出来ます。
✅ 方法:執着(過度な期待・思い込み)を捨てる
ブッダはこう言いました
執着こそが苦しみの元である
これは「そもそも相手に何を期待しているの?」ということです。
これらの執着があると、現実が違ったうごきをしたときに「失望」します。
失望というのは、心の反応としては最悪の状態です。
あの人は良い人!と思っていたばかりに
解決策は、少し難しいですが「ありのままを受け入れること」。自分がどう思っていても目の前の現実が真実なので「あっそうか」で、終わりにしましょう。
✅ 方法:心をきちんと見る
上2つの「反応しない練習」が出来ているのか?心の動きを観察します。
まずは振り返りから始めて、次第にリアルタイムに寄せていきましょう。
(振り返り)あの時は嫌な気持ちになったなぁ
→ 次はその時に気付けるようにしよう
自分の心に「だけは」反応しよう
ここからは注意事項。
反応しないのは、あくまで外部刺激に対してです。長期的な自分の心の変化には少し敏感になりましょう。
例えば、客観的な観察の結果に
これ以上は無理
となったら環境自体を変えてしまう方が手取り早い。『反応しない』にしても将来にとって良いか悪いかは大事です。
まとめ
今回は「人間関係で反応しない練習」について投稿しました。
過剰反応は自分の心を傷つけます。
現実の人間関係以外でも、SNSで『幸せそうに見える人』に反応していませんか?
もしもそうなら一読をお勧めします。