もうすぐ夏のボーナス。
コロナで不況だけど、私たちのボーナスは大丈夫よね?
これまで出なかったことないし。。。
残念ながら
「大丈夫!頑張っているんだから!」とは言い切れません。
なんせ、コロナが流行し病院の病床はガラガラ、定例オペは延期or取りやめ。
あれっ?病院の経営ってヤバイ?
と思いますよね?
ちょっと調べてみましょう。
病院の経営はどうなっている?
✅ 12%減収!病院経営に大きな影響あり
日本病院会・全日本病院協会・日本医療法人協会の調査によると、新型コロナウイルス感染症患者を受け入れた病院では、2020年4月の利益率はマイナス11.8%。病棟閉鎖の処置をとった病院では、同じくマイナス16.0%にまで落ちていることが明らかになっています。
ご存知のように、病院の収入源は患者へ医療を提供することで生じる『診療報酬』。
外来診療・手術・検査・入院・リハビリなどが主な診療行為です。しかし、コロナにより病院機能が大きく制限され、収入は激減しています。
職場では、3〜4月の病床利用率は軒並み60%以下になっていました。
これはヤバイ。と、一般スタッフでもわかりましたね。。
ボーナス減は避けられない!?病院経営の固定費に加え『感染対策費』が痛手
固定費とは、医業収益の変化に関わりなく発生する固定的な費用であり、仮に診療報酬がゼロであっても発生する費用です。人件費、減価償却費、賃借料のほか通常の支払経費などがこれ。
今回は、この固定費に加えて『新型コロナ対策費用』が大きな問題になっています。
身近なものでPPE(個人防護具)はマスクやガウンをはじめ、ゴーグルなどが普段の使用量と比較にならない程使われています。
また、感染対策に転用する病床の改修費、その他マニュアルの整備、必要品の購入など。コロナ対策にかかる費用は多岐に渡ります。
収入は減っているの出費が増えたら「減らすのはボーナス」というのが自然な流れよね。
Twitter の反応 5月
リアルな反応が分かるTwitterを覗いてみましょう。
手術ができず病院経営は大きな打撃を受けています。
この影響はコロナを受け入れている病院に顕著のようです。
実際に当院もコロナ対応病院ということで、多くの外来患者が離れています。
7月 現実は想像よりも過酷・・・
大体の病院は夏のボーナス支給が6月末でした。
Twitterのタイムラインには次々と悲惨な現状が現れます。
労働組合がいくら掛け合ってもどうしようも無いようです。
Twitterのユーザーアンケートでは全体像はこんな感じ↓
ちなみに、筆者の勤め先では50%OFFでした。セールなら嬉しいんですけどね。
終わりに 「今回は大丈夫」でも、、、
ご存知のように、国も新型コロナに対応する医療機関への診療報酬を上乗せして対応しています。しかしながら、元の減り具合が顕著であり「追いついていない」のが現状です。
仮に今回のボーナスが『今まで通りに支給』されたとしても、それ以降の給与や冬のボーナスに影響が出るのは確実でしょう。
いや、職員の給与は下げない!
ってそこまで体力のある施設はあるんでしょうか?(教えて欲しい)
もちろん、この不況の中で仕事があるだけ良いという考え方もありますがね。
個人的には2025問題の前に大量の病院が廃院になるのではないかと心配しています。