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新人看護師が独り立ちできない理由NO,1はホウレンソウ問題

なーさん
なーさん

こんにちは、なーさんです(Twitter)

今回は1年目ナースが独り立ちするために必要な働き方を

指導者心理』からひもときます

入職後半年が経過し、1年目看護師が悩んでいること、それは

新人ナース
新人ナース

毎日頑張っているのに

指導者から独り立ちの許可がでません。なんで…?

毎日一生懸命にやっているのに、先輩からは何かと怒られ、同期は独り立ちする中、自分だけが許可されない日々。。

なぜ『独り立ち』の許可がでないのか??答えは指導者目線で考えてみましょう

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理由は1つ「指導者が安心できない」から

なーさん
なーさん

指導者が新人の独り立ちを許可できない

その理由はズバリ

『離れると安心できない』からです

「仕事ができるかどうか」は二の次です

まず、指導者は新人看護師が何をしているか?を常に気にしています

それは、まだ未熟な新人看護師が医療事故やトラブルを起こさないかが心配だからです

指導者は医療で最も重要なのは『患者の安全』であり、私達看護師は常に医療事故の当事者になる可能性があると理解しています

重大な医療事故には以下のリスクがあります

医療事故のリスク
  • 患者の健康を損なうおそれ、最悪の場合は命を失う
  • 当事者は看護師を辞めざるをえない、精神的負担が大きい
  • 指導者や上司の責任は重大、場合によっては病院がペナルティを負う

こういった最悪の自体にならないよう、指導者はストップをかけているかもしれません

指導者が安心できる新人の特徴

指導者会で「1年目にこれがあれば安心だよね」と、皆が口をそろえるものがあります

なーさん
なーさん

それは『報告・連絡・相談』いわゆるホウレンソウです

ホウレンソウができる新人なら、独り立ちしても安心できます

たとえば『初めてCV挿入の介助につくことになった』場面を想像してみましょう

 

ホウレンソウが上手な新人看護師はまず「CV挿入があること」を報告します。そして介助が初めてであることを相談します。その結果、指導者は「患者にCV挿入がある事を知り、新人を見守る」ことが出来ます。

これだと振り返りも出来るし何も問題ないですね。

 

しかし、ホウレンソウが出来ていないと相談なく1人で準備を開始してしまい、途中で発見され

指導者さん
指導者さん

あなた、初めてやることじゃ無いの!?

と一喝されてしまいますね、仮に何事もなく終わった後でも「ホウレンソウが無かった」と怒られます

それはなぜでしょうか?

独り立ちするかどうかの新人看護師1人では、何かあったときの対応ができないからです

指導者さん
指導者さん

次が何かある時かも知れない。

ホウレンソウなく行動するなら医療安全上独り立ちは許可できない

という当然の結論に至ります

【質問です】ホウレンソウを見直そう

実際に複数の新人ナースを指導していると、新人によってホウレンソウの頻度はさまざまです

指導者の立場からならホウレンソウの違いに気付きやすいのですが、新人ナースが自分を客観視するのは困難だと思います

そこで、今からいくつか質問をします。どれをホウレンソウしますか?

ホウレンソウが必要なのは?
  • 新しい薬が開始になった
  • 患者さんの呼吸が少し変?でもSpo2は変わらず医師は経過観察の指示
  • 自信がない処置をやることになった
  • 行動計画を変更した
  • 仕事が終わりそうにない

どうですか?いくつ報告しましょうか

あくまで個人的な答えになりますが

この全て、指導者からしたらホウレンソウして欲しいことです

なので「全部でしょ!」と思わなかった方は要注意ホウレンソウが出来ていないと思われているかもしれません

ホウレンソウの基準は?

新人ナース
新人ナース

でも何をホウレンソウすればいいの?

基準がわからないから困っているんです

正直に言うと、ホウレンソウには明確な基準がなく、そこが難しいところです

特に新人のころはどの情報が重要なのか「分からないことが分からない」の状態です

基準がないなら?どれが大事か分からないならやることは1つです

なーさん
なーさん

ホウレンソウすることが分からないなら

初めのうちは全て指導者に伝えましょう

全て伝える、それでいいんです

指導者は「報告が長い」とか言うかも知れませんが、臆せずに伝えましょう

なぜなら『自分では重要と思わなかった情報が実は大事なことで後々怒られた』なんてことが起こり得るからです

なーさん
なーさん

恥ずかしながら、新人時代の失敗体験を伝えます

遠い過去の話になりますが

僕が一年目の頃、医師から「抗生剤を開始するよ」と指示を受けて即行で実行。その後に元々指示があった血液や痰の培養を取りました。

もう分かりますか?

そう、順番が逆ですね、、

その後、指導者にはまず報告しろ!と怒られるし、医師には「言わないといけなかったかぁ」と優しくも刺さる言葉を貰ってしまいました。先に報告すれば順番は間違えなかったでしょう。患者にとって不利益な看護師になってしまい落ち込みました。

そこから「自分が無知なうちは何でも報告しよう」と心に決めて行動を変えました。

事が起きてからでは遅いですからね、、、

なので、まずは『全てを報告しながら、指導者の反応をみて学ぶ』を意識しましょう

指導者としてはホウレンソウがないよりも100倍安心します

『指導者が安心して離れる事ができる=独り立ち』です

ホウレンソウをズル賢く使おう

なーさん
なーさん

最後に、ホウレンソウできない理由は先輩が怖いからではないですか?

新人看護師の皆さんは何かと「ホウレンソウしろ!」と言われてると思います

ただ、実際にホウレンソウしているとダルそうに聞いたり、長いと怒ってみたりする「先輩」がいるのも事実です。今「先輩」と言ったのは、そういう人たちは指導者とは言えない、ただの先輩だからです。

看護師に限らず社会人になるとホウレンソウは必須です、それを拒むのは指導者ではありません

内容に何かアドバイスをくれるぐらいじゃないといけませんよね?

そんな時、新人看護師のあなたはやるべき事をやるだけ、報告しておけば責任は「先輩」に移譲します

なので、ホウレンソウをずる賢く利用しましょう

なーさん
なーさん

聞かなくても分かってるのに確認という『責任の移譲行為』をされる事がよくあります。でもそれで良いんです。医療はまず患者の安全が第一だから。

まとめ

今回の内容をまとめるとこのようになります

  • 独り立ちは、指導者が安心して離れられる事
  • ホウレンソウのある新人は安心できる
  • 新人の頃は『全てをホウレンソウする』が許される、指導者はそれを受けるのが仕事

独り立ちは新人ナースの最初の難所です、指導者の心理を考えて賢く乗り切っていきましょう!

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