勉強におすすめな本あります?
看護の本って本当に沢山。選ぶのに困りますよね🤔
そこで今回は、新人看護師の勉強に使える本を紹介します。
視覚から入ると理解が深まるので、図解やイラストが多いものがオススメです。
『かんテキ』患者がみえる新しい「病気の教科書」
「かんテキ」はメディカ出版が作った”目で分かる参考書”
まだシリーズ展開の途中ですが、かなり分かりやすいと話題。うちの病棟図書にも入れています。
もし、同じ系統の「◯える」シリーズが病棟にあるなら、自分で買うのは「かんテキ」がおすすめです。
2020年5月現在、循環器の他に「脳神経」「整形外科」があります。
患者のサインを見逃さない『フィジカルアセスメント 』
あの患者さん、さっきまで大丈夫だったのに…。
急変のサインを見落としてたのかな?
という経験とキモチは、看護師になると必ずあります。(何科でも)
そして「本当に」見落としているのかも知れません。
患者を常に観ているのは看護師です。そう胸を張って言えるように「フィジカルアセスメント 」は大事。そして、ネジ子シリーズは面白い。
分からない心電図は、コワイ
「循環器病棟じゃないから大丈夫」は、甘い。
看護師として勤務するなら心電図は避けて通れません。それなら、最初からやる方がいいですよね?
医師が出す「心電図装着」という指示は、「しっかりとモニタリングして危険な波形はちゃんと報告してね」という意味。
担当患者に万が一が起きた時、心電図の履歴に急変の兆候が残っていたら?その責任はどうなるでしょう?
現実は誰もかばってくれません。
「担当看護師が危険な波形を見逃した」で切り捨てです。
新人でも容赦ありません。
『関連図付き 疾患別 看護過程』
学生時代に持っていると最強。
新人看護師は学生と同じような質問を受けたり、関連図の提出を求められる事もあります。
イラスト看護帖 〜本屋で平積み、読んで納得〜
疲れているとき、お堅いテキストは見たくない
という人は、イラストが豊富なこの本がおすすめ。ダラーっと眺めても勉強になるし、気になるところがあれば深く調べればいい。
この本の中身は、ほぼ全てが手書き。ネコがかわいい。
例えば「異常呼吸音がする時、肺の中はどうなっているか?」これがイラストで分かるのでイメージとして残りやすい。そして、ネコがかわいい。
書ける 看護記録 ファーストガイド
あの記録はどういうこと?
記録が書けると後で怒られませんし、仕事も早く終わります。
この本は登場人物の会話形式で話が進みます。
「ダメな記録」が会話の中で訂正されていく様子は分かりやすく、記録のルールを学ぶことが出来ます。
病院というヘンテコな場所が教えてくれたこと 仲本りさ著
この本はKindle Unlimitedで無料で見れます。
著者は看護師”兼”イラストレーターの仲本りささん。多才ですね。
「新人看護師が体験する出来事」が、イラストエッセイで収録されています。
途中、辛い事もありますが、最後には「看護師になって良かった」と、主人公と一緒に思える本でした☺️
一番だいじ?『心の強化書』
人によっては、勉強よりも大事。
一年目は辛い、みんなへこたれます。
そこで大事なのが「ストレスコーピング」つまり『心の危機の乗り越え方』。
この本で、心を守るための「考え方」と「行動」を知りましょう。
仕事ははじめが一番シンドくて、段々と楽になるもの。
頑張りましょう。
おわり 「正直、羨ましい」
以上で本の紹介は終わりです。
以下、おっさんNsの独り言。
僕が看護師になった12年前は、参考書と言えば難しい文字だらけ。今のように全編カラーやイラストが豊富な参考書は希少でした。
看護師は勉強熱心でみんな参考書を買いまくり、それに合わせて業界もしのぎを削っています。それが今の「わかり易い参考書が沢山」な状態に繋がっているのでしょう。
毎年入れ替わる病棟図書を眺めながら、そのカラフルさやイラストのわかり易さがとてもまぶしく、羨ましく感じます。
病態を視覚的にイメージするのはとても大事。そうして身につけた感覚は一生ものです。
今から勉強する人たちに負けないよう、おっさんも頑張ります😃