申し送りが嫌すぎて辞めたいレベル。
なんであんな面倒なことをやってるの?
申し送りが辛いのは新人看護師のあるある。
先輩たちも嫌だったはずなのに、なんで続けているんでしょう?
今回は申し送りの目的や、上達の手段をお話します💪
申し送りの目的
申し送りは情報共有の手段のひとつで、その媒体は音声の「しゃべり」。
文章化された『カルテやカーデックスの情報共有』とどう違うのでしょう?
「しゃべり」で情報共有する目的
「わざわざ」申し送りをやる目的
- 医師の指示内容の確認
- 患者の様子を詳細に伝える
- 次の勤務者へ正しい情報を伝達する
- 注意が必要な「症状」「危険行為」などを伝える
指示内容のニュアンスの確認はしゃべりじゃないと難しいですよね。
あと、重要だけどカルテに書けない事もあります。
例えば「◯号室の◯さん、クレーマーです」とか
「〇〇先生、めっちゃ怒ってた」とか、わりと大事。
しかし、問題点もあります
- かかる時間が長い
- 業務がストップする
- 新人にとって負担が大きい
- カルテの情報と重複していることが多い
場所によっては廃止しているところもあります。
うちも早く廃止になってほしいな
その気持ちもわかりますが、申し送りを通じて業務に慣れることもできますよ💪
『申し送り』にはチャンスがある
「申し送り」と上手く向き合えば、人一倍早く成長することが出来ます。
まずは「聞きかた」が大事です
✔️上手な聞きかた
- 先輩の申し送りから「優先順位」を学ぶ
- うなずいて媚を売る
- 聞いた通りに上手くまとめれば好印象
✅ 優先順位を学ぶ
申し送りは「優先順位の模範解答」。なぜなら、先輩たちは大事な順に申し送るからです。
新人のころは、どの情報が大事で関連しているか分かりません。だから情報収集に手こずります。
先輩の申し送りを聞いて病態ごとに分析しましょう。
ノートを作っておけば
- 関連性が分かり、効率的に情報収集ができる。
- 次に自分が申し送る時のテンプレートとしても使える。
というメリットがあります。
例えば「状態の厳しい患者」の申し送りで、いつも送られる情報
- 急変時にどう対応するのか?
- 家族の受け入れはどうか?
- 家族は自宅待機?家から病院までどれくらい?
などです。
先輩が申し送る内容は「自分なら申し送って欲しい事」。しっかりと覚えましょう。
✅ うなずいて媚を売る
先輩との関係性は大事。誰でも「相手に伝わっている」のが分かると気持ちいいものです。
申し送りはコミュニケーションの場。ここを活用しないのはもったいない。
送りを聞きながら不自然じゃない程度にうなずきましょう。好印象なので関係性もよくなります。
✅【送るとき】上手くまとめれば好印象
新人の努力は申し送りに表れます。
- 情報の理解
- 正しい優先順位づけ
これらが出来るようになるのは成長の証。
先輩たちは新人の申し送りが上達するとすぐにわかります。
全力でやりましょう。
おわりに
申し送りが苦手な人は「廃止されたらいいのに!」と思っていることでしょう。
でも、苦手なまま離れていいのでしょうか?
そうなると、みんなの印象は「申し送りが下手な人」のまま。どうせなら攻略しましょう。
苦手なことを克服したら周囲も気付き、認められます。
- 先輩の申し送りを分析する
- 勉強して関連性や優先順位をつける
これを続けていれば、そう難しいことではありません。