こんばんは、看護師のなーさんです。
「看護師=交代勤務」ですが、その体制は二交代と三交代があります。
私はどちらも経験したことがありますが
どちらもメリットとデメリットがあります。
今回はその違いを自分の経験と共にまとめてみました。
今、就職先を探している方はどちらが自分にあっているか、検討材料にしていただければと思います。
二交代と三交代 違う点
勤務時間の長さ
三交代には日勤・準夜勤・深夜勤の3つの勤務帯があり1回の勤務時間は約8時間です。
対して二交代は日勤が8時間、夜勤が16時間となります。
そのため、物凄く忙しい時の二交代夜勤は地獄です。
短い三交代なら終わりが見えるけど、二交代は朝までが本当に長い。
明けの朝は満身創痍です。
ただ、その勤務時間の長さのおかげで「急がない記録は朝までに終わらせれば良い」と割り切って先に仮眠をとったりすることができます。
でも短い方が楽だった。
三交代の勝ち!
通勤回数
三交代では通勤回数が格段に多くなります。
例えば、二交代で夜勤が月に4回であれば通勤も往復4回です。
しかし、二交代で同じ労働時間である準夜4回、深夜4回の場合は通勤が往復8回となります。
なんと倍!
通勤時間が片道30分だと月に2時間、さらにユニホームに着替えたり情報収集したり申し送りするのも倍の回数になります。これはちょっと大きいですね・・・。
二交代の勝ち!
通勤って、呼吸で言う死腔みたいです。
回数が多くなるほど無駄な時間が増えます。
超過勤務
二交代と三交代では、同じ働きをしても給与が異なります。
なぜなら、勤務終了の回数が二交代より三交代の方が多いためです。
三交代で準夜終わりの残業だった作業も、二交代では単なる深夜業務に組み込まれます。
例えば、三交代の準夜帯で入院や術後の帰室を受けたとします。その作業が定時を1時間超過したら、1時間分の超過勤務が発生します。
しかし、二交代では朝になるまで定時はありません。超過勤務が発生する頻度がグンと減ります。
私も三交代から二交代になった時、同じ仕事量でも超過勤務が減り給与が少なくなりました。
これは、準夜帯入室となるような大きな手術が多い病院では顕著となります。
と言う事は、、病院経営者は二交代の方が得をします。
院内で発生する同じ仕事量を少ないコストで買い取る形になりますからね。
こっちだってお見通しです。
三交代の勝ち!
生活のリズム
個人差があるとは思いますが、まとまった時間が出来るのは二交代の方です。
三交代の夜勤シフトのパターンは「準・準」や「深・深」が多いですが、夜間帯勤務が2回続くのは結構しんどいです。
また深夜帯の前に日勤がついてくる「日・深」と言う三交代の辛さを凝縮したシフトもあります。
17時まで働き、家に帰って翌0時ぐらいには家を出る。
日勤と深夜の間の休みなんて4〜5時間、寝れるかも怪しいです。拘束時間は24時間以上!
今思うと我ながら良くやっていたと思います。
私は男なので起きてすぐ出かけてましたが、女性の同期は更に大変だと言ってましたね。
二交代の勝ち!
まとめ
【結論】結局は自分に合ったシフトが良い
当たりさりない結論ですが、上記の点を踏まえて自分の生活に合った勤務地を探すのが良いかと思います。募集情報の給与で就職後の満足度は決まりません。お金より生活の優先順位をあげて職場を選ぶことが安定につながります。
なんせ生活スタイルは人それぞれです。
私も独身時代は三交代で準夜の後あそびに出かけたりしてましたが、今はまとまった時間がとれる二交代になって良かったと感じています。