うちには小学校一年生の男の子がいます。
彼は緊張や集中すると手汗がすごく出てしまう体質で、学校のノートやプリントも濡らしてしまい、集中したくても鉛筆が滑ってできないと嫌になっています。
親としても心配。
今回は、息子を悩ませる『手汗』について、何か解決策はないか調べてみました。
手汗の困りごと
手は日常で様々な役割をしています。なので、困る場面も様々。
現在、手汗で困っている事
- 鉄棒が滑る
- 遠足の手つなぎができない
- プリントやノートが濡れる
- そのプリントに消しゴムを使うと破ける
- ゲームのコントローラーが汗まみれ
手汗で将来 困りそうなこと
- テストで集中できない
- パソコンがすぐに壊れる
- 車のハンドルが滑って危ない
- 彼女と手をつなげない
調べると、多汗症は幼少期〜青年期で治る人も多いとのことでした。しかし、大人になっても変わらず、症状に悩み続ける人も大勢います。
手汗の病名とグレード
そもそも、何が原因であんなに手汗をかくのか?
『手汗がダラダラ出る』のは多汗症の局所的な症状で、正式には『手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)』と言います。詳しい原因は分かっていませんが、発汗のメカニズムに交感神経の興奮が関与しています。
発汗の原因は3つ
- 温度(暑い時にかく汗)
- 精神的(緊張してかく汗)
- 味覚(辛いものを食べてかく汗)
このうち、多汗症の原因は精神性発汗と呼ばれるもの。
通常でも緊張したら発汗することはありますが、多汗症ではその量が異常に多くなります。
手掌多汗症のグレード
グレード1 | 湿る程度 |
グレード2 | 水滴ができる |
グレード3 | 水滴が滴り落ちる |
うちの子はグレード1〜2の間ぐらいでしょうか。
特にゲームで興奮したり、そろばんのタイムを競っているときに多く出ています。本人としては集中したいときに汗が多いのでストレスのようです。
やっている対策
この多汗症は日常生活に影響するため対策は必須。
大人だと発汗を促進する交感神経を手術で切るといった治療法もあるようですが、子どもの頃はどうにか上手く付き合っていくしかありません。
他人とは違う身体症状なので精神面での支援も必要です。
汗用のハンカチを持たせる
ハンカチは汗を拭くために必須。一枚では濡れた後に細菌が繁殖するので2〜4枚が必要。
またプリントをハンカチ越しに抑えるとずれることがあるそうなので文鎮を持っていっています。
担任の先生へ伝えておく
伝えてみると同じように手汗の多い児童は多いとのことでした。なので、手汗にハンカチを使っている光景は先生としては見慣れたものらしいです。
特別な何かを期待している訳ではなかったけど、言ってみて良かったと思いました。
精神的な支援
まず、子どもには身体的な違いは誰にだってあることを説明しています。もしも手汗をバカにされても相手にせずに居なさいと。小学生の男児にとってこれがどれだけ難しいことかは分かっていても、そう伝えるしかないのがもどかしいところ。
治療的な介入は本人が望めば・・・
塗って汗腺をブロックするクリームもあるようです。少々お高いですが、効果があれば非侵襲的で良いですね。
本人が望めば皮膚科に受診してアドバイスや治療を受けるようになるだろうと思います。
終わりに
なんとも、自分の勉強のための投稿になってしましました。
大人になっても手汗で悩んでいる方の手記を読んだのですが、本当に大変そうでした。
青年期までで改善するのを願っています。